水は答えを知っている①

  • 投稿日:2022年 3月22日
  • テーマ:理念

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コンパスウォーク北上鬼柳の中に本棚を置きました。
お洒落な雑誌や、日本や世界の絶景写真アルバムなどがメインですが、
最近そこに私が所蔵の本を少しずつ持ち込んでいます。

私の所蔵する本はかなり偏っていますので、小出しにして利用者様の反応を見ながら出しています。
どちらかと言うと男性は歴史ものとか、偉人の本に反応する傾向にあると思います。
この本を題材にして会話が弾むこともあり、互いに楽しい時間となっています。

さて本日ご紹介するのは江本勝さんの「水は答えを知っている」です。
2001年に初版発行ですので、21年も前の本なのですが画像を見るだけでも美しいので、
小さな字の見えにくい利用者様でもパラパラとめくって楽しんでいるようです。

水は人の心を映す鏡になります。水はこの世界のあらゆる情報を転写する性質があるのです。
水に「ありがとう」という言葉を見せ、凍らせて結晶を見ると形のととのったきれいな結晶になります。
それに対して「ばかやろう」という言葉を見せた水は、美しい結晶がつくられません。
このことは何を意味しているのでしょうか。

「ありがとう」という言葉は、あらゆるものに

影響を与えて、よいものに変えてしまうということです。

この本では水の結晶写真をふんだんに紹介しています。

これらを見ることで、この世界が何によって成り立って

いるか、そのなかで私たちはどんな生き方をしたら

よいのかを語りかけてくれる一冊です。

     石川シュウジ



家族の絆


本日朝6時45分、義父が逝去したと出社前に義母から電話連絡がありました。

春分の日で世の中はお休みですが、コンパスウォーク北上鬼柳は営業日なので送迎まで終えて、
後はスタッフにお任せして妻の実家のある仙台に向かいます。

義父は享年85歳、日本における男性の平均寿命は82歳なので、
若干上回る往生となりました。
つい一週間前まで元気だったので突然ですが、寿命という他ないのかもしれません。

私には3人の息子がいますが、ほとんど子育ては妻と、妻の実家に任せっきりでした。
子供たちが小学生の頃は、夏休み・冬休み・春休み期間はほぼ仙台で暮らします。
子供たちも慣れたもので休みの前になると「お父さんと、お母さんは仕事で忙しいでしょう!
いつも通り仙台に行きます!」と喜んだものです。
それは好き勝手できる環境だったからです。

息子たちは、仙台に来ると義父に様々な場所に連れて行ってもらいました。
新幹線の車両基地、水族館、動物園、科学博物館など、本来私がすべき役割を果たしていただきました。

現在3名の息子たちは、札幌、仙台、東京に暮らしておりますが、
訃報を連絡すると皆集まってきてくれました。(三男は今晩到着する予定です。)
それがなによりも嬉しいものです。

お世話になった義父のご恩に報いることは私自身できませんでしたが、
孫たちがそのご恩を感じ集まってくることが一番の供養かと思っています。

スタッフの皆様には、突然のお休みを快く受け入れていただき感謝いたします。
死に目には会えない急展開でしたが、少しでも早く義母の傍に妻及び家族が集まれたことが、
なによりでありました。ありがとうございます。  

お酒の大好きな義父でした。今晩は息子たちと一緒に語らい供養といたします。合掌

        石川シュウジ



二・二六事件 引き裂かれた刻を越えて

  • 投稿日:2022年 3月20日
  • テーマ: / 理念

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「2.26事件」とは、陸軍皇道派青年将校によるクーデター事件。
1936年(昭和11)2月26日早暁、歩兵第一・第三連隊、
近衛(このえ)歩兵第三連隊など約1500人の在京部隊が、
首相・蔵相官邸、警視庁はじめ、政府首脳や重臣の官・私邸、朝日新聞社などを襲撃した。

岩手に係る人物といえば齋藤實内大臣が殺害されておりますので、
私も多少関心があり斎藤實記念館を訪問したことがあります。
しかし皇道派と統制派の陸軍内抗争であること位の知識しか持ち得ておりませんでした。

昨年あることがきっかけで寺島英弥さんとご縁ができ、
著書「二・二六事件 引き裂かれた刻を越えて」を贈っていただきましたので、
今回拝読しました。

この本は二・二六事件で銃殺された津軽出身の青年将校・対馬勝雄とその妹たまのドキュメンタリーになります。
この本では青年将校の過激な言動に至るまでの、その当時の社会状況が克明に書かれております。

私たちの住む東北は、古代から常に中央から搾取される立場にあります。
貧しい農村に暮らす青年勝雄が、家族を養うために勉学し軍人を目指し這い上がっていく姿に、

故郷を思う純粋さが伝わってきます。その純粋さ故に蹶起した勝雄。

 青年将校たちは、東京陸軍軍法会議で、弁護人なし、非公開、上告なし

という裁判を受け、その真実を語ることも許されませんでした。80余年

の時を超えて、その真実が明らかになります。

 私たち東北人は今現在も、東日本大震災、福島原発、過疎と苦しめられ

ておりますが、次第に憤ることもなくなっているように思えます。

 対馬勝雄青年の「私憤」なき「公憤」は、今の時代にこそ必要なもの

だといえます。  

 石川シュウジ



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