2021.09.05
人生の傍役(わきやく)
今朝からTVの前で、パラリンピックのフルマラソンに釘づけになってしまった。選手たちの頑張りを観ながら感動の涙を流してしまったが、その中でも気になったのが視覚障害クラスで選手と伴走するガイドランナーたちである。ガイドたちが選手に声を掛ける様子や気配りが画面からでも伝わってくる。ゴール後に抱き合う姿が美しく、感動が押し寄せてきた。 以下に、遠藤周作さんのエッセイを紹介いたします。(日曜日なのでゆっくりとお読みください) 芝居には傍役というものがある。傍役は言うまでもなく、主役のそばにいて主役のためにいる役である。その勤めは主役と共に芝居の運行をつくっていくのだが、また主役を補佐したり、主役をひきたてるためにもある。「あたり前だ。わかりきったことを言うな」とお叱りにならないでいただきたい。しかしなぜ私がこんなわかりきったことを書いたかというと、我々は我々自身の人生ではいつも主役のつもりでいるから...