スマホ脳


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現代社会を生きる私たちが肌身離さず携帯しているのは、お金ではなくスマホになります。

 このスマホの危険性を書いたのが「スマホ脳」という本です。
この本によると、私たちは10分に1回スマホを手に取り、
平均1日に4時間以上をスマホに費やしており、
1日にスマホをさわる回数は平均2600回にも及ぶと言われています。

実は私自身も便利さの裏に潜んでいるスマホの危険性に、
もうすうす気づいていていながらもなかなか手放すことができないでいます。

「スマホ脳」の著者のハンセンさんは、私たちの脳は現代のデジタル技術の
進歩についていけていないことを主張しています。
20万年もの進化の間、主に狩猟採集生活を送ってきた人間の脳は、
その生活様式に少しずつ合わせて進化してきたため、
急激にデジタル化した今の環境に適応できていないのだと言います。

 現代社会の問題の一部である、肥満やウツについても脳が適応でき

ないでいることが原因のようです。

 著者はこれに対応する一番スマートな対抗策は、運動することで

あると、様々なデーターを踏まえて説明しています。

 つまり私たちのご先祖様は、身体をよく動かすことで危険から

逃げて生き延びてきたことが脳や遺伝子に刻まれているからです。

 コンパスウォーク北上鬼柳で、歩行訓練をすることは

脳科学からいっても正しいことなのですね!

     代表取締役 石川シュウジ



洋子ちゃんの10円玉

  • 投稿日:2021年 10月27日
  • テーマ:理念

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今から10年程前に、聞いたお話をご紹介します。

 親のいない発達障害の子供たちなどを預かって教育している教会がありました。その教会では、子供たちが15歳くらいになると、ある試験をして、合格すると、社会に出してあげます。

 その試験とは、1円玉、5円玉、10円玉、50円玉、1OO円玉、500円玉のお金をバラバラにして、「あなたにとって一番価値のあるものから並び替えなさい」というものでした。そして、500円玉から額の多い順に並べれば、社会に出しても良いという決まり事でした。

 なぜこのような試験をするかというと、買い物や電車・バスに乗る時に、最低限のお金の価値判断ができないと、社会に出ても、本人が困ることになるからです。

 ある日、洋子ちゃんというお母さんのいない15歳の女の子に試験をしたのですが、洋子ちゃんが一番価値のある貨幣として取り上げたのが、10円玉でした。教会の先生方は、「この子は未だにお金の価値判断ができないのだ」と大変がっかりしたそうです。そして、再試験しても、やはり洋子ちゃんは、10円玉を大事そうに取り出すのでした。しかし、10玉を持ってニコニコと笑顔で答えている洋子ちゃんを見て、この子には、何かわけがあるのだと思い、先生方は、洋子ちゃんの1日の行動を思い起こしました。そして、先生の中の1人があることに気がづきました。

 洋子ちゃんのお母さんは、洋子ちゃんが生まれてまもなく亡くなってしまい、今は、病床のお父さんがひとりいるだけです。洋子ちゃんは、一日のお勉強や夕食が終わった時に、必ず、お父さんに短い電話をします。お父さんと会話をすることが、唯一の楽しみだったのです。そして、そのことで、施設ではひとりぼっちの洋子ちゃんも安心して眠れるのです。

先生は、洋子ちゃんが電話している姿を思い出し、その電話が赤電話であることに気がつきました。その赤電話では、1円玉も、5円玉も、50円玉も、100円玉も、500円玉も使えません。使えることができるのは、10円玉だけでした。まさに洋子ちゃんは、10円玉を入れることで大好きなお父さんと話すことができたのです。

先生方は、「あなたにとって一番価値のあるものから並び替えなさい」と言ったのですが、
洋子ちゃんにとって、一番価値のあるお金は、500円玉でも、100円玉でもなく、
まさに10円玉だったのです。

 我々人間は、貨幣価値の高い500円玉から並べることばかり教わりました。そして、お金をたくノさん持っている人が偉いのだという社会を築き上げて来たのです。

 でも、本当に大切なことは、貨幣価値の高い低いではありません。1円玉には1円玉の働きがあり、
5円玉には5円玉の働きがあり、そして、洋子ちゃんが大切に握りしめていた10円玉には10円玉の働きがあるのです。

そのことの大切さがわからないようでは、良い意味での人間関係を築き上げていくことはできません。社会常識は大切なことではあるけれども、本当に大切なのは、お互いの価値観を尊重し合い、理解し合うことではないかと思います。

 これからの長い人生の中で、洋子ちゃんが笑顔で握りしめていた10円玉の価値を忘れずに生きていくことが、争い事のない平和な世の中を築き上げていく為の第一歩ではないかと思うのです。

 コンパスウォーク北上では「敬護」を実践理念に掲げております。この「洋子ちゃんの10円玉」のお話から学ぶことは多いと思います。

 ついつい私たちは社会常識という尺度で物事を見てしまいがちになります。この「社会常識」が、人間関係を構築する上で一番の問題にもなり得ることを認識しないといけませんね。

 長年人生の苦楽を乗り越えてきた先輩には、なによりも大切にしたいもの、どうしても譲れないものが必ずあると思います。今の価値基準では理解できないこともあるはずです。

赤電話でさえも、遠い記憶となっているのですから!

  そんな時は、「洋子ちゃんの10円玉」を思い出してくださいね!

            代表取締役 石川シュウジ



Family(家族)の由来

  • 投稿日:2021年 10月26日
  • テーマ:理念

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昨日は「住育」のお話をしました。
住まいは家族を育てる環境として、重要な影響力を持っていることを、
今後折をみてお伝えしたいと考えております。

 さてファミリーの語源を調べてみると、面白い由来を見つけたのでご紹介いたします。

Familyの単語は、Father(父)のF、And(そして)のA、Mother(母)のM、I love you(愛してます)のILYからできているというものです。「Father And Mother,I love you」のそれぞれの頭文字から来ているという俗説があるのです。(本気にしないでください。単なる俗説です。)

詳しく調べてみると、ローマ人が使っていたラテン語の
famulus(奴隷、召し使い)が語源とのことが分かりました。
FamulusがFamilia(召し使い、および親族と召し使いを含む世帯メンバー)に変わり、
そしてFamilyとなったようです。
Familyが「血縁がある」「一緒に住んでいる」の意味で使われるのは、17世紀になってからのようです。

 元々奴隷の意味ということは、結婚は家族を増やす

手段であり、家族を労働の糧として勘定し寝蹴れば生きて

いけなかった時代背景が影響していると考えれます。

 単なる言葉遊びではありますが俗説であっても

「Father And Mother,I love you」の方が

家族愛を感じることができて素敵ですね!

     代表取締役 石川シュウジ



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