2024.02.24
校訓「宝積」
原が育った本宮地区にある本宮小と向中野小は、原敬の座右の銘「宝積(ほうじゃく)」を校訓にしています。「宝積」には「人に尽して見返りを求めない」という意味があります。両校では、児童会のボランティア活動を「宝積活動」と呼び、6年生の子どもたちが中心となって校内のごみ拾いや秋の落葉掃き、冬の雪かきなどを自主的に行い、奉仕の心を育んでいます。 原の「宝積」の精神を子どもたちに伝えるため、墓所である大慈寺の前に開校されたのが大慈寺小。原は校歌にも盛岡の偉人として歌われ、校章には、原家の家紋である「三つ桜」に「大」 の文字が挿入され、原の精神と人徳を継承する子どもたちを育てるという願いが込められています。今なお原の墓所の清掃や追悼会での校歌披露などをしています。 菩提寺である大慈寺の山門や本堂などの再建に、原は何度も寄付をしています。死後は遺言のとおり大慈寺に埋葬。墓石には「原敬墓」とのみ刻ま...